小川ひろよ
Bewitched
He's a fool and don't I know it?
But a fool can have his charms
I'm in love and don't I show it?
Like a babe in arms
Love's the same old sad sensation
Lately, I've not slept a wink
Since this halfpint imitation
puts me on the blink
I'm wild again, beguiled again
A simpering, whimpering child again
Bewitched, bothered, and bewildered am I
Couldn't sleep, wouldn't sleep
love came and told me I shouldn't sleep
Bewitched, bothered, and bewildered am I
Lost my heart, but what of it?
He is cold, I agree
He can laugh, but I love it
Although the laugh’s on me
I'll sing to him, bring spring to him
And long for the day when I'll cling to him
Bewitched, bothered and bewildered am I
1941年(Lorenz Hart & Richard Rodgers)

〈ちょっと ひとり言〉
Lorenz Hart & Richard Rodgers のゴールデンコンビによって1941年ミュージカルの為に書かれた曲で、誰もが知るスタンダードジャズナンバーとなっています。
『Bwitched』 邦題「魅せられて」は多くのヴォーカリストに愛され続ける名曲です。
「♪また夢中になっている まるで子どもの様に 眠れずにいる 愛が訪れ心を捧げる 春が訪れるたびに私は歌うわ 彼に寄り添えるその日が来るのを夢見て 魅せられ、悩まされ どうしていいか分からずにいるわ……♪」と歌われる片想いの曲。
うたを歌い始めてすぐに巡り会った大好きな曲。
フランク シナトラの歌声がとても有名ですが、私が初めて聴いた歌声はブラジルのボーカリストMaria Rita。彼女の歌う、穏やかで滑らかな歌声。
穏やかなノリの良さは自然で美しく、ポルトガル語で歌われていた歌詞の意味も分からず・・・でしたが、直ぐに魅せられてしまいました。
人と言うのは不思議なもので、初めての出逢いは絶対的なものとなりますね。
他のボーカリストの歌うこの曲ももちろん素敵ですが、初めての出逢いには敵わず。
私の中では、Maria Ritaの歌声がこの曲の全てのイメージとなっています。
彼女の様な自然なノリに少しでも近づけるように、と思いながらこの曲を歌い続けています。
とても美しく柔らかな曲。
春が来るたび、この曲の美しさと柔らかさに魅せられて歌っています。
'16.3.27 ♪ひろよ