小川ひろよ
Isn't it a pity
It's a funny thing I look at you
I get a thrill I never knew
Isn't it a pity
We never met before?
Here we are at last It's like a dream
The two of us A perfect team
Isn't it a pity
We never met before?
Imagine all the lonely years you wasted
Fishing for salmon
Losing at backgammon
What joys un-tasted
My nights were sour
Spent with Schopenhauer
Let's forget the past Let's both agree
That I'm for you And you're for me
And it's such a pity
We never, never met before
1932年(Ira Gershwin/George Gershwin)

〈ちょっと ひとり言〉
ガーシュウィン兄弟の作品で1932年ミュージカル「Pardon My English」にて発表された曲。
Sara Vaughn.Ella Fitzgerald.Mel Torme . Blossom Dearie. Shirly Horn. Barbra Straisand . Carol Slone etc......
数多くのヴォーカリストに愛され歌われ続ける名曲です。
この曲に初めて出会ったのは歌をうたい始めて2年が経った頃。
シンプルで美しい歌詞&メロディーはすんなりと私の中に入ってきて、ぜひ歌いたい!と。
ただ、歌詞中に登場する「Schopenhauer」が気になり?
何の事なのか分からず、直ぐに調べてみました。
Schopenhauerは人名でドイツの哲学者「この世は人間にとって苦しみや退屈しか存在せず~」とのとても悲観的な哲学との事。
欧米では悲観的な人の事を「ショッペンスティック」と呼ぶ程。
こう言う時に、日本人である私の常識外が登場して、戸惑うところでもあるのですが……それもまた新しい事の発見へと繋がる、と前向きに受け止め☆
そして、根付いている生活が音楽になっている!!と、基本的な事に立ち返ることが出来ます。
「♪あなたを見つめるとワクワクしてくる。やっと一緒になれたのね、まるで夢の様。今まで孤独な月日を重ねてきたわ。喜びを知らず、夜も満たされず、ショッペンハウアーを読んでいた。もう過去は忘れて。今まで出会えなかったなんて本当に残念だわ~」と歌われる曲。
この曲のシンプルな歌詞&メロディーを真っ直ぐに届けられるよう心がけながら、この曲を歌っています。
'16.11.11 ♪ひろよ