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Smile

 

Smile though your heart is aching
Smile even though it's breaking
When there are clouds in the sky, you'll get by
If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near
That's the time you must keep on trying
Smile, what's the use of crying?
You'll find that life is still worthwhile
If you just smile

That's the time you must keep on trying
Smile, what's the use of crying?
You'll find that life is still worthwhile
If you just smile

 

(1936年 John Turner & Geoffrey Parsons / Charles Chaplin)

 

 

〈ちょっと ひとり言〉

 

超有名曲”♪Smile”

Jazz と呼ばれる音楽を歌い始める前から、私が知っていた数少ないスタンダードナンバーです。

 

1936年の映画「モダンタイムズ」の中で発表された曲で、この映画で主演・監督・脚本も務めたチャーリーチャップリンが作曲したもの。

誰もが歌っている曲だけど、もともとは歌詞はなく音楽のみのインスト曲。

 

歌詞がつけられたのは、曲がこの世に出てから20年近くも経った1954年。

それも、チャップリンが国外(アメリカから)追放になっていた時の事。

1972年、国外追放から約20年ぶりにアメリカの地を踏んだ彼は、この曲を歌ったと言われています。

彼が作詞した物ではないけれど、彼にピッタリの歌詞。

少し哀しいメロディーに「微笑もう」と何度も語られる詞。

彼が歌うこの曲を、ぜひ聴いてみたかった。

 

「辛い時こそ微笑もう」と歌うこの曲。

人生はたくさんの辛い事・大変な事にみまわれるけれども、「微笑めば、きっとこの人生は素晴らしいものだと気付く」と教えてくれます。

 

2013年秋、「東京Jazz 2013」にて

86歳のトニーベネッテトが歌う“♪Smile"を目の前で生で聴きました。

トニーベネットはチャーリーチャップリンから送られたという手紙の話をした後、何のイントロもなく、この曲を静かに歌い始めました。

その穏やかで全ての物を包み込む歌声に、感動し号泣した私。

歳を重ねた彼は、この歌詞の重みを伝えるのに充分の存在。

トニーベネットもチャーリーチャップリンも、人生の深みも重みも、そして「笑顔の力」も理解している人なんだろうな~。

 

たくさんの人に歌われているこの曲は、とてもシンプルだけど人生の奥深さを教えてくれるもの。

 

この曲を歌う時、自分の人生をほんのチョット振り返る。

この曲を歌う度に、「笑顔」で居ることの意味を改めて考える。

 

'15.1.15  ♪ひろよ

 

 

 

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