映画「マダムフローレンス」
- uminamiao
- 2018年7月27日
- 読了時間: 2分

ケーブルテレビで放送されていた映画「マダムフローレンス」を拝見。
主演はメリルスリープ。彼女の夫役にヒューグランド。
実在の人物マダム・フローレンス。
ソプラノ歌手として1944年にカーネギーホールでの単独リサイタルを行った彼女ですが、
「世紀の音痴」として語りつがれる人物。
音楽を愛し、歌うことが好きでしょうがない彼女。
そんな彼女の生き方を、メリルストリープがコミカルに、そして少し切なく演じています。
「音痴」ではあるけれどリサイタルを行い、レコーディングを行い、音楽活動を続けた彼女。
もちろん生まれ育った家庭の「財力」によるところが大きくありますが、、、
彼女の「歌」にはきっと人の心にうったえる「何か」があったのでしょうね。
音が外れていようとも、
「音楽」の本質を聴いている人たちに届ける、何か。
このブログでも何度か書いていることですが、
「うまい歌」が必ずしも「良い歌」とは限らない事。
音程があっていて、声も伸びていて、「うまい歌」であっても心に響かないことがあります。
「上手だな~」だけで終わってしまう歌。
でも、音程がズレていても、声がかすれていても、
それでも「良い歌」を聴く機会が時にあります。
説明のつかない「グッとくるもの」を感じる時が。
きっと、マダムフローレンスはそんな歌い手だったのでしょうね。
メリルストリープの変幻自在の演技力に魅せられ、
音楽の素晴らしさを感じる、素敵な映画鑑賞の時間でした。
大人の映画鑑賞の時間♪
「ありがとうございました」
映画「マダムフローレンス」HP→http://gaga.ne.jp/florence/
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